かげろうを生むガラスブロック
そんなイメージをもっていたら大間違い。
それはガラス瓶のように鈍く濁っていたはず。
coolなガラスブロックは、クリアーで、なおかつ、ゆらぎのあるもの。
きれいな影を落としているさまを、たまたま
見つけました。
「ガラスブロックそのものより、この影を使いたい。」
そう思ったのが、札幌市の整形外科、
「f クリニックさっぽろ」のデザインのきっかけです。
「色つきのガラスだとどうなるんだろうか?」
さらには、これを床ではなく、壁に影を映したい、
そのためには・・・・
そこで色つきガラスを積み上げ、手前に乳白シートを置いてみると、
そこに夢のような絵柄が浮かび上がりました。 「これだ!」
こうして、ガラスブロック+乳白シートを貼ったガラスというダブルスキンのデザインに
至りました。
ひとつ誤算だったのは札幌の冬の日射はほぼ水平に差してきます。
そうすると、複数のガラスブロックの影が混ざり合わず、ガラスブロック一つ一つの影が、
はっきりとしてしまいました。
太陽高度が高くなる夏は、庇に陽射しは蹴られてしまいます。
東京での実験通りとなる季節は、札幌では限られているようです。
「f クリニックさっぽろ」ではガラスブロックが、予想もしなかった影を生んでくれました。
かげろうは、いたずらものですね。